おすすめ絵本 ぽんぼん山の月 あらすじ 

WS000007
ぽんぼん山の月
あまんきみこ文 渡辺洋二絵
文研出版 1996(1985)
23p 27× 22cm(えほんのも
り)
〔程度〕幼児
定価 本体981円(税別

【山の上で、4匹の子兎がかあさんを待っています。大きな
月が登り、待ちくたびれた子兎の目に月の中の兎の姿が写りま
す。「おかあちゃん、おりてきてよう」「おなかすいたよう」と
叫ぶ子兎を木の陰から見ている者がいます。はずかしがりやの
山んばでした。山んばは猟師にうたれた母兎を見てきたのです。
「かわいそうに」山んばは里の店でやっとの思いで買ったおだ
んごをそっと置いて立ち去ります。その後を追いかける秋風の
子は、風にのせて子兎の喜ぶ声を山んばに伝えます。この様子
を全部見ていたまんまるの月は「みんないい夢をごらん」とい
よいよ明るく、いよいよあおく山を染めました。】
ぼんぼん山にくり広げられる無償の行為を静かに淡々と綴る
文。万感こめ、いとおしむように照らす月のかたりかけは子守
唄を思わせ優しく、世の哀しさいとおしさをすべて包みこみま
す。絵は素朴な中にいろいろな青色を駆使して夜の気配を描き
出し、登場するものすべての目に見えない心の動きまでも表現
しています。山んばは柔和で母性を感じさせる年若い山んばと
して描かれ、優しさと安らぎとが伝わってきます。読み聞かせ
の時、表情を曇らせていた4歳の女の子は、やがて、月の兎を
死んだ母兎の昇華した姿として汲みとり、ほっとため息をつく
と祈るような目で、「やっばりかあさんうさぎ生きているんだ
よね」と母への思いを子兎に代って語ってくれました。「生き
るということは自分以外の目に見えないものにいっばい支えら
れているのだ、ということを子どもに伝えたい」と、語ってく
れた著者の願いが絵とともに見事に結晶されています

 
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