ごんぎつね にいみなんきち あらすじ

ごんぎつね
にいみなんきちぶん みたげ
んじろうえ
ポプラ社 1997(1969)
〔34〕p 25× 21cm(おはなし
名作絵本1)
〔程度〕小中
定価 本体1,000円(税別)

 

【ごんは独りばっちの子ぎつねです。いたずらばかりして村
人を困らせていました。ある日、兵十の捕った魚を川へ逃がし
てしまいます。その後、兵十のおっかあの死を知ったごんは
「おれがいたずらをしてうなぎを食べさせなかったから、おっ
かあは死んだにちがいない。」と後悔し、自分と同じ独りぼっ
ちになってしまった兵十に、毎日、栗や松茸を運びます。しか
し兵十は、ごんがまたいたずらをしにきたと思いこみ、ごんを
火縄銃で撃ってしまうのです。「ごん、おまえだったのか。」と、
兵十はごんを撃ってから気づくのです。】
「童話における物語性」ということを考えていた新美南吉の
代表作を絵本化したものです。ごんと兵十の悲しい心の交流を、
民話的な語り口で優しく哀しく描いていきます。孤独故のいた
ずら。通じない善意。死を代償にして初めて認められる存在。
色彩感豊かな情景描写の中で繰りひろげられる非情ともいえる
この事件展開は、読者を惹きつけずにはおきません。終末の
「青いけむりが、まだ筒口から細く出ていました。」という語
りは、余韻となってさまざまの感慨を読者にもたらします。子
どもから大人まで幅広い読者層を持ち、名作といわれている所
以です。
水彩の絵は、渋い色彩とおさえた色調、要所を得た筆致で、
南吉の感性豊かな情景描写や心理描写のイメージを損ねること
なくたんねんに描き出し、土着性の濃いこの物語を、一層味わ
い深いものにしています。名作の絵本化の難しさを見事に克服
した完成度の高い作品です

 
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