わたしのぼうし あらすじ

わたしのぼうし

 

さのようこ作・絵
ポプラ社 1997(1976)
31p 23× 25cm(絵本のせか
い2)
〔程度〕小低
定価 本体1,200円(税Ell)

 

【わたしは、とっても帽子を大切にしています。いつでも帽
子と一緒です。ところがある日、おばさんのうちへ行く途中、
汽車の窓から帽子をとばしてしまいました。悲しんでいるわた
しにお父さんは、兄さんの分と一緒に新しい帽子を買ってくれ
ました。でも、歯でかんだあとやよごれのある古いあの帽子が
忘れられず、新しい帽子は自分のものではないように思えるの
です。でもある時、つい歯のあとがついてしまいました。ちょ
うちょもとまりに来ました。花の帽子のようです。わたしの帽
子が返ってきたのです。】
「あっ、ぼうしがおちてるよ」ととびらの絵を見た子どもが
さけびました。帽子を落とした体験を多くの子どもは持ってい
るのではないでしょうか。そして、それが新しいものであるよ
りも使い古したものである方がより愛着を感じ、いつまでも忘
れられないものになるのでしょう。そのような子どもの気持ち
をこの本では一人称の語り口調で詩のように美しく語っていま
|ド。
大きくとった余白を薄いクリーム色で統一し、その上に淡い
彩色で描かれた絵は、帽子を大きく描いた後ろ姿、野原に残さ
れていく帽子、包装をとかれた新しい帽子の場面と、「私」は
顔をあまり見せません。どのページも帽子が中心です。しかし
それでいて、かぶり方、持ち方などで「私」の気持ちがよく表
され、自分の持ち物に対する執着心、なくした時の悲しみと再
び手に入れた時の喜びなど、女の子の細かな心の変化がよく伝
わってきます。

 
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