乳幼児 発達障害「こども相談室」の利用者数の増加傾向

WS000048

子どもの発達やこころの問題の相談を実施する「子ども相談室」、相談室の利用者数は開室時平成15年に5件だったものが19年に44件と、年々増加している。
発達障害児の発生数の変化を研究する際に留意すべき課題を明らかにする目的で、同地域の各種機関における相談の件数と内容にて資料を基に年次推移を検討した。

1.乳幼児健康診査における相談件数
1歳半健診時の相談件数のうち、「ことば」「行動・性格」「社会性」の問題に関するものは年々減少していた。
問題に関する件数は増加していた。
子どもたちについての相談を1歳半健診の結果と比較(同一地域における縦断的なデータであることから、同一児が多く含まれていると仮定した)すると、3歳時に「ことば」の相談件数は減少し、「行動・性格」の件数は増加していた。

いるか各種データから同一地域内で、①健診での相談件数、②通園施設での相談件数、③特別支援教育を利用する児童0生徒数に年次変化として増加を認め、当院「子ども相談室」利用児数と同じ傾向を示した。
相談件数は5歳でも増加していたが、就学前に保育園・幼稚園や巡回相談から紹介された子どもが自発的に相談した事例とは限らない。
原因を明らかにすることはできなかったが、複数の要因があると推測される。
発達障害は平L幼児期には「育てにくさ」として気づかれる例の多いことが知られている1)が、「育てにくい」すべての子どもに発達障害があるわけではない。

また、生活環境の変化に合わせて発達の表れ方が
変わってきたことも要因の一つとなっているかもし
れない。たとえば、著者らは津守・稲毛式小児精神
発達質問表における通過率を年代で比較し2)4)、
「現代っ子」が言語的活動、自己主張、忍耐力、巧
緻性、他者への興味が、過去の同年代の子どもに比
べて苦手になっていることを示した。子どもたちを
取り巻く生活環境の評価をおざなりにすることはで
きない。

 
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