14ひきのおつきみ あらすじ

14ひきのおつきみ
いわむらかずおさく
童心社 1996(1988)
〔30〕p 27× 20cm(14ひきのシ
リーズ)
〔程度〕幼児
定価 本体1,200円(税別)

【高い高い樹の枝を、野ねずみのくんちゃんが登っていきま
す。樹の上では、兄弟たちが枝を切り、ひもでしばってお月見
台を作っていました。まっかな夕陽が沈むと夜がだんだん広が
っていきます。おじいさんやお父さんたちもやってきました。
おだんご、栗の実、どんぐりも供えて、月が昇ってくるのを待
つ14ひき。やがて月が広い宇宙にぼっかり浮かびました。「お
つきさん、ありがとう、たくさんのみのりをありがとう、やさ
しいひかりをありがとう。」月は静かに森を照らします。】
「14ひきのあさごはん」など14ひきシリーズの1冊です。
お月見という今日忘れられつつある風習を取り上げ、自然相
手に生きる農民の生活を野ねずみ一家に託して描き、自然の恵
みや健康に感謝する姿を通して、真の幸せとは何かを静かに優
しく語っています。黄緑を主調色とした前半の場面は、お月見
台作りに励む兄弟ねずみの楽しげな姿を、その会話までもが聞
こえてくるように生き生きと描いています。後半は、赤から紫、
青、藍へと色調を変え、静諦な夜の場面へと移っていきます。
残照に映える槍や山脈、満月の中に浮かぶように立つ14ひきの
薄墨色のシルエットなど、息をのんで見つめる野ねずみたちの
感動がそのまま伝わってきます。秋の味覚をお供えし、月に向
かって合掌する敬虔な姿、柔らかな月の光を浴びながら団彙す
る三世代家族の満ち足りた表情、いずれも秀逸の場面です。
子どもたちは丹念に絵を読み取り、本文に出てくる小さな生
き物を探したり、お月見の準備を楽しんだりしながら、野ねず
みと一体化して月の出を心待ちにするのです

 
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