がたたんたん あらすじ

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がたたんたん
やすいすえこ作 福田岩緒絵
ひさかたチャイルド 1997(1988)
24p 26× 25cm
〔程度〕幼児
定価 本体1,000円(税別)

「がったんがたたん がたたんたん」快い電車の響き、窓
の外は青空です。赤ちゃん連れのお母さん、座席にすわるおばあ
さん、女の子男の子、みんな知らない顔のしらんふり。車内はモ
ノクロの世界です。女の子のバスケットから猫が飛び出した時、
猫に色が生まれました。急ブレーキで転がった荷物にみんなが
手をさしのべると、みんなにも色が生まれました。ドアの側に立
つしらんふりの画学生はいつ色が変るのでしょう。鳥が迷い込
んできました。彼がやさしく外へ逃がしてやると、彼にもやっと
色が生まれ、車内に笑顔の明るい色彩があふれました。】
がたたんたん、キキキーという電車の音が大きな文字でおど
っているだけ、文章はありません。絵がすべて語っています。
緑の丘や畑、青や赤の家々の屋根など、窓外の風景はカラフ
ルですが、車内は対照的に輪郭をペン描きしたモノクロです。
人びとの心の動きと行動によって色が増え、暗い車内が明るい
雰囲気に包まれていきます。各ページとも同一車内風景ですが、
しっかりした絵画技量が画面の緊張を保って飽きさせません。
乗客の持ち物も個性豊かです。柔道着を膝にバンをたべる学生、
編み物を手に居眠りするおばあさん。それぞれの生活が見えて
くるようです。そして人びとの表情の変化も見逃せません。
日常の車内風景を庶民感覚でとらえたはほえましい作品で、
ページをめくる楽しみを十分に考慮した構成は、絵本のだいご
味をたんのうさせてくれます。
ともだち同士や母子で語りあいながらくり返し読めば、いろ
いろな発見もあり、会話もはずむことでしょう

 
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