おしゃべりなたまごやき あらすじ

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おしゃべりなたまごやき
寺村輝夫作 長新太画
福音館書店 1997(1972)
〔23〕p 26× 27cm(日本傑作
絵本シリーズ)
〔程度〕幼児
定価 本体1,100円(税別)

【たまごやきの好きな王様がいました。退屈な毎日に飽き飽
きした王様は、ある日お城の庭を散歩していて、とり小屋でぎ
ゅうぎゅうづめになっているにわとりを見て、かわいそうに思
い、逃がしてやりました。さあ大変、一斉ににわとりが飛び出
して、お城中大騒ぎ。犯人は誰だ!王様はびっくり。そっとカ
ギを捨ててしまいます。それを一羽のにわとりがみていました。
「だまっていろよ」と口止めした王様は、大臣たちのこまって
いる様子を面白がっています。ところが、そのにわとりの生ん
だ卵でつくった、たまごやきがしゃべりだし、真相がわかって
しまいました。】
童心そのままの王様の行動に、人の良いお城の人々がふりま
わされます。王様はあくまでまじめなのですが、予期せぬ結果
におどろいたり、あわてたり、子どものような取りつくろいを
思いついたりします。何とも滑稽で思わず笑いを誘います。こ
の笑いによる解放感こそ、円滑な人間形成のためのエネルギー
です。たまごやきがしゃべり出すなど、ナンセンス作家、第一
人者の面目躍如というところです。数少ない笑いの絵本の傑作
です。
絵はマンガ家、長新太ならではのものです。赤を基調にし、
意表をついた画面に、自、青、黄、緑と得意の原色を駆使して
新鮮です。思いきって戯画化された人物は非常にユーモラスで
あると共に、温かい人間味を感じさせます。とり小屋から白い
にわとりが飛び出す見開きのページはこの絵本の圧巻です。

 
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