発達障害 前頭葉機能低下 診察する年齢

初診時年齢は、第1… 2期は4歳前後で、第3期は4歳代、第4期は5… 6歳代と年長化を認めた。

理由として、平成15年に報告された「今後の特別支援教育の在り方について(文科省)」、平成17年に交付された「発達障害者支援法(厚労省)」による関心の高まりが挙げられる。
従来から、神経心理学が脳損傷あるいは機能障害によって生じた症状から、神経学(脳)と心理学(心)を統合する役割を担ってきた。
進歩とともに認知神経科学(cognitive neuroscience)という学際的な研究分野が発展して、脳内メカニズムが急速に解明されてきた。
前頭葉の成長、成熟を神経放射線学的に、心の発達と前頭葉機能について認知神経科学的立場から検討してきているので、今後発達障害の原因を解明のために研究成果を紹介する。
前頭葉は系統、個体発前頭葉は系統、個体発生的に成長(growth)、成熟(matur血on)、発達(development)する新皮質である。
前頭葉、前頭前野の体積を3D…MRIで定量的に浪1定し、その比を計測した(図5)。
前頭葉に対する比は年齢とともに増大し、15歳の思春期前後で急激に増大した7)。
前頭葉の成長障害や、前頭葉の非対称性に性差がことが確認されている8,9)。
成熟とは、脳内情報処理過程が安定した機能になることで、神経科学的には情報処理速度が速くなること、すなち髄鞘形成の進展として捉えられる。
生後1歳では、感覚野が広範囲に生後1歳半になると前頭葉に高信号が広がっていく様子が見て取れる。
このことは、 1歳過ぎに認められる三足歩行、有意語表出、行動抑制等の機能発達を保障する神経基盤と考えられる。
劣悪な栄養をどの障害(insult)に対して、急速に成長、成熟している脳組織は脆弱性(vulnerability)がことが生物学的に証明されている6)。
小児期(<15… 20歳)の前頭葉は長期間に渡り脆弱性が高く、さらにその発達障害は思春期前後に顕在化してくることが理論的に想定される。
前頭葉に器質的な障害のある児には、未熟性が発症時期よりも思春期前後で経験されることが少なくない5)。
このように前頭葉機能低下が発達障害では想定されることから、生物学的な原因究明が今後重要と考えられる。

 

 

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