花さき山 あらすじ

あらすじ

WS000354

花さき山

【祭りのごちそうに使う山菜をとりに山に入ったあやは、や
まんばに出会い、あたリー面に咲き乱れる美しい花を見た。
「この花は、ふもとの人間が、やさしいことをひとつするとひ
とつ咲く、お前の足元に咲いている赤い花、それはお前が咲か
せた花だ、祭りの晴着をがまんして、妹のそよにつくらせたあ
やのやさしさが咲かせた花だ」やまんばの話はあやの心に清々
しくひろがった。山からかえったあやの話は、だれも信じては
くれない。それでもあやは、「あっ! いま、花さき山でおら
の花が咲いているな」と思うことがあった。】
斎藤隆介は「精一杯自分のために生きたい命を、皆のために
捧げることこそ、自己を最高に生かすことだと信じて歩きはじ
めた人々が大ぜい出てきました。花さき山はそういう人々への
讃歌であり、そういう人間が沢山育ってほしいと願う祈りの歌
だ」と言っています。
他人のことなど考えるゆとりもなく、利己心のかたまりや、
身勝手な所業が横浴している現代です。それだけに花さき山の
語るものがじ―んと胸にひびいてきます。珠玉のような民話風
創作です。
滝平二郎の切り絵の美しさは、黒を基調とした中に、す輪、
一輪の花をくっきりと描き出しています。色さしによりはなや
かさを増した切り絵からは、ひとしお豊かな情感がひろがって
きます。作家・画家の人間への願いが、みごとに開花された絵
本です。

 
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