雨のにおい星の声 赤座憲久 あらすじ

雨のにおい星の声
赤座憲久ぶん 鈴木義治え
小峰書店 1988(1987)
〔31〕p 28× 22cm (えほん・
こどもとともに) `
〔程度〕小中
定価 本体1,200円(税別)

1954年から17年間、岐阜の盲学校で教えていた筆者が、子ど
もたちとともにすごした経験をもとに、日の見えぬ子らの詩や
作文を主体にしてつづった絵本です。
【乾ききった運動場に夕立がきたとき、4年生の男子は“雨
がふってきた/土くさい/土くさい/どしゃぶりだ”と詩に書
きました。5年生の男子は植木鉢の上を棄て井戸端で鉢を洗っ
たとき、乾いた植木鉢が水をすって音をたてるのを聞きながら
「植木鉢がうたっとる」といいました。粘土で自分の顔を作る
ときは、どの子も目だまをしっかり作り、指先にものを見たい
という願いをこめるのでした。ある男子は、星が輝いていると
聞いたときに“ぼくは星をしらない/でもなんだか/ネコのな
き声みたいな気がする”と詩にうたいました。】
この絵本は見開き2ページごとに、どしゃぶり、ライオン、
風、視線、仏像にさわる、など、子どもの生活の中の身近なで
きごとをとりあげ、ことがらにふさわしい絵を配しています。
絵は、目の見えぬ子らが触覚や聴覚でものごとを感じとったり、
聴き分けたりするさまを、不透明水彩を使い、象徴的な画面構
成で描いていて、それは、日の見えぬ子らが鋭い感性や集中力
でものごとを認識するようすを、動きをおさえて静けさを保つ
表現で、あざやかに伝えてくれます。
子どもたちは、異由同音に、日の見えない子どもたちが鋭い
感性でものごとを認識し、集中した思考力で日常生活を送って
いることに気づいた、この絵本ではじめて目の見えない人の心
がよくわかった、などと感想をのべています。

 

 
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